小海町高原美術館

　小海町高原美術館は1997年に開館。雄姿を誇る八ヶ岳のふもと、松原湖高原に建つ美術館。「人と自然の融合・調和」をテーマに建築家・安藤忠雄によって設計された。高原の傾斜地はそのままのかたちで生かされ、周囲の豊かな自然と館内部は閉ざされることなく呼応している。

　コレクションでは、島岡達三の陶芸作品、小海町にゆかりのある栗林今朝男や谷本清光の絵画作品、写真、SPレコードなどを所蔵。郷土の作家、国内外の現代美術、写真、建築、デザイン、アニメーションなどを扱った特色ある企画展を開催している。その他、講演会、ギャラリートーク、鑑賞授業、ワークショップといった教育普及活動を積極的に行い、現代美術作家のアーティスト・イン・レジデンスにも力を入れている。

　美術館の近くには日帰り温泉施設や貸別荘、オートキャンプ場などがあり、高原をゆっくりと過ごすことができる。