笠間日動美術館

　日動画廊を創立した長谷川仁・林子が創設。長谷川家累代の邸のあった笠間市に1972年11月開館した。施設は企画展示館・フランス館・パレット館・野外彫刻庭園からなる。

　企画展示館では、年5回前後の様々な企画展を開催。フランス館には印象派からエコール・ド・パリの巨匠の名品を常設展示し、クロード・モネ、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・セザンヌ、ピエール・ボナール、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、マルク・シャガール、マリー・ローランサン、レオナール・フジタ（藤田嗣治）などの作品を鑑賞できる。

　パレット館には、日動画廊創立40周年の67年に譲り受けたことが端緒となり、現在では約350点のパレットコレクションを収蔵。そのうち約220点を常設している。野外彫刻庭園には、木内克、本郷新、柳原義達、舟越保武、淀井敏夫など日本の具象彫刻界を代表する作家による秀作19体が、四季折々の花樹を背景に佇んでいる。