MUSEUMS / GALLERIES

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

丸の内 - 銀座|東京
 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションは、銅版画家・浜口陽三の作品を収蔵・展示する目的で1998年ヤマサ醤油株式会社により開設。濱口家は、5代目・灌圃が江戸後期に南画家として活躍、10代目・儀兵衛が自らも南画を学んだ経験を持つ南画収集家であるなど、芸術に馴染み深い家柄で、陽三は、儀兵衛の三男として生まれた。陽三は、カラーメゾチントという独特の銅版画技法を開拓。その技術がつくり出す静謐な世界は多くの人々を魅了してきた。96年にパリ、サンフランシスコでの長きにわたる海外生活を終え帰国したのち、本人の賛意もあり、持ち帰った多くの作品を展示する美術館を開設した。

 常設室はなく、年4回ほどの展示で、毎回約60点の作品を紹介。近年は浜口陽三の銅版画を中心に南桂子をはじめ、現代美術の企画展も実施。各種イベントや銅版画体験教室、講演会なども開催。