MUSEUMS / GALLERIES

原爆の図 丸木美術館

埼玉
 原爆投下後の広島の惨状を目の当たりにした水墨画家の丸木位里(1901〜95)、油彩画家の丸木俊(1912〜2000)夫妻が共同制作した連作「原爆の図」を常設展示する、1967年開館の美術館。

 ふたりの個人制作の絵画や絵本原画のほか、位里の母親で70歳を過ぎて天真爛漫な自然讃歌の絵を描き始めた丸木スマ(1875〜1956)の作品も所蔵している。

 年間5~6回の企画展では、戦争や社会的な主題を扱う芸術家の展覧会を中心に開催。近年では若い世代の現代美術作品も紹介している。