MUSEUMS / GALLERIES

塩竈市杉村惇美術館

宮城

塩竈市杉村惇美術館 外観

大講堂

常設展示室

塩竈市杉村惇美術館 外観

塩竈市杉村惇美術館 外観

 塩竈市杉村惇美術館は、1950年建造の塩竈市公民館本町分室を改装し、2014年に開館。本施設は、高さ9.7メートルで木骨編板(集成材)構造のアーチ型天井が美しい大講堂に加え、地場の石材・塩竈石を使用した地域の貴重な文化資源として、市有形文化財に指定されている。公民館と美術館の併設という特性を持ち、今日まで、まちの歩みと市民の記憶が蓄積されてきた。

 館内では、塩竈市ゆかりの洋画家・杉村惇の作品を常設展示するほか、親しみやすい市民利用の場として展開。年数回の企画展、若手アーティスト支援事業、子供や地域住民向けのワークショップなど多彩なプログラムを実施している。

 本施設の建築的価値や可能性を最大限に引き出すことを念頭に、地域のアイデンティティや新しい価値観、才能を国内外へ発信する文化発信地として役割を担うことを目指している。