MUSEUMS / GALLERIES

竹中大工道具館

兵庫
 竹中大工道具館は1984(昭和59)年に設立された、日本で唯一の大工道具の博物館。手道具としての大工道具を収集・保存し、研究や展示を通じて後世に伝えていくことを目的に活動している。

 常設展は7つのコーナーに分かれており、唐招提寺金堂組物の実物大模型や、五感に響くハンズオン展示などを通して大工道具の魅力を伝える。主な収蔵品は、大工道具や伐木・製材道具、鍛冶道具、復元品・標本類、建築にまつわる風俗資料など。

 また、博物館そのものが「匠の技の数々を肌で感じてもらえる場」であり、人と自然をやわらかくつなぐ「和」の建築も魅力。建物の各所には大工や左官、瓦師らによる伝統の職人技がちりばめられている。