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「福田尚代 あわいのほとり」(神奈川県立近代美術館 鎌倉別館)開幕レポート。境界をほどき、新たな生の誕生を目の当たりにする

「福田尚代 あわいのほとり」展示風景より、《漂着物/波打ち際》(2002-26)
「福田尚代 あわいのほとり」展示風景
《漂着物/波打ち際》(2002-26)。偶然か必然か素材の配置には規則性を見出すことができ、そこに物語性が生まれている
《漂着物/波打ち際》(2002-26、部分)
《翼あるもの/岬》(2003-25)。ページが折り込まれ広がった文庫本は、まるで翼を広げた鳥のようにも見える
壁面に投影された《あわいのほとり》(2025-26)。両面に詩が印刷された手前の紙は、表面のすべてがひらがなで綴られており、その表記が言葉のまとまりをほどくことで、揺らぎをより一層感じさせている
《不忍、蜘蛛の糸》(1992)の展示の様子
《不忍、蜘蛛の糸》(1992、部分)
《ひと粒の泡のなか》(2023)。経年による紙の褪色が独特の色合いと陰影を生み出している。紙の美しい張り合わせも目を引く
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編集部