「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」(滋賀県立美術館)開幕レポート。唯一無二の世界観が織りなす、不気味で愛おしい人形と映像の関係性に迫る
展示風景より、《ラヴァーズ》(2024)。本作は、笹岡と暮らす愛猫が去勢手術を受けたことをきっかけに、その悲しみを供養するかのように制作された、「愛」をテーマとした作品だ 展示風景より、笹岡由梨子と《ラヴァーズ》(2024) 展示風景より。手前は笹岡が初めて制作した2秒の映像作品《無題》(2011) 展示風景より、《イカロスの花嫁》(2015–16)。本作は、現在国立国際美術館で開催中の「プラカードのために」(〜2月15日)展にも出品されている 展示風景より、《プラナリア》(2020–21)。「死」がテーマとなる本作では、自死率の高い12ヶ国の民族衣装を着た人物や、佐々岡が食べ残した魚の頭部が人形となって登場する。滋賀県立美術館収蔵品 展示風景より。劇場のような展示室と薄暗い通路。展覧会タイトルにもある「パラダイス」と「ダンジョン」が混在するような展示空間にも注目したい 展示風景より、《ポロニア》(2025)。本作では複数のモニターで構成された操り人形のような作品のほか、笹岡が家族とともに制作した関連作品も展示されている 展示風景より、《ポロニア》(2025)。写真は作品内の要素となる木版の連作「スクウォドフスカ=キュリーの人生」より《No.1 病院が嫌い!》 展示風景より、《タイマツ》(2026)。絵画専攻出身の笹岡は、作品制作にあたり、どのようにイリュージョンを起こせるかを探りながら取り組んでいたという。本作では、鏡を用いて図を増殖させる手法に挑戦している 展示風景より、「《タイマツ》のための蓬莱の家とのワークショップで一緒に開発した料理」(2025) 10 / 11
編集部