葛飾北斎。おそるべき“画狂”の気迫とスケールを、英国コレクターの眼とともに感じる
序として展示される「冨嶽三十六景 凱風快晴」が展覧会へ誘う 「冨嶽三十六景」の展示より。当時新たに輸入されたベロ藍と伝統的な藍を併用して、藍一色で表現することを試みた最初の刊行の4点 『深山鶯』より「梅樹図」 寛政10年(1798)正月 大英博物館蔵(展示から)
現在、この一冊しか確認されていない狂歌集。掲載されている2図のうち、この梅樹を北斎が描いた 「諸國名橋奇覧」の展示より。全国の有名な橋のほかに、北斎の創作した橋も含まれるシリーズもまた、美しい摺りだ 「竪中判花鳥画」の展示より。こちらもベロ藍の使い方に注目 「百人一首うばがゑとき」の展示より。100首のうち、錦絵として完成したのは27図。ただし、多くの版下絵が遺されており、それらと比較できる嬉しい展示 5 / 10
編集部