2019年に開催し、好評を博した雑誌『美術手帖』とNADiffの共催企画「現代アート連続講座」。その第2弾となる連続オンラインレクチャーが、11月5日より4回にわたって開催される。今回のテーマは「表現の自由を学ぶ —法律・憲法・政治・社会」。反響の大きかった2020年4月号「表現の自由」特集の執筆者陣が登壇し、より実践的な知識をレクチャー形式で解説するほか、いま社会とアートの関係を考えるうえで看過できない問題である、ジェンダー・セクハラ問題についても取り上げる。
講師を担当するのは、文化政策研究者の作田知樹と弁護士の水野祐(第1回)、憲法学者の志田陽子(第2回)、社会学者の明戸隆浩(第3回)、ジェンダー/セクシュアリティ研究者の竹田恵子(第4回)。それぞれ「アートと表現の法律相談室」「アートと憲法のトポロジー」「ヘイト表現とアートについて──定義をめぐるポリティクス」「日本美術界のジェンダーバランスとハラスメント」をテーマに、現代社会におけるアートの状況について考えるうえで知っておきたい内容をレクチャーする。
講座は11月5日、19日、12月3日、24日の各19:30〜21:30。1回ごとに申し込みが可能だが、通しで受講すると割引価格となる。オンライン配信のため、開催前からメールで講師への質疑を受け付けるほか、リアルタイムでの参加が難しい場合もアーカイヴ視聴が可能だ。予約申し込みはウェブサイトから。