「世界を豊かにする日本」として日本の魅力を世界に表現、発信することにより、日本への深い理解と共感の裾野を広げていくためスタートした「JAPAN HOUSE」。その活動実績と成果、今後の展開を紹介する一般参加型のフォーラムが東京ミッドタウン日比谷のBASE Qにて開催される。
外務省が中心となって2017年より展開してきた「JAPAN HOUSE」は、ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロの3都市が現在の活動拠点だ。展示スペース、シアター機能のある多目的スペース、物販、飲食、書籍、ウェブ、カフェといった活動を融合させたこの拠点で、伝統の未来、大衆文化の熱、ハイテクノロジーの実力、多様な食の魅力等を具体的に紹介・提示し、これまで日本に興味を持っていなかった人々も含め、幅広い層に向けてアプローチを行ってきた。
3月25日に行われる今回の一般参加型フォーラム「JAPAN HOUSEフォーラム2019」では、事業コンセプトや意義、3都市すべてを巡回する展覧会についてのパネルディスカッション。そして各都市で行われた、地域の魅力を発信する事業の企画者による、「JAPAN HOUSE」と地域との連携に関するパネルディスカッションが予定されている。
パネルディスカッションのうち、「ジャパン・ハウス巡回展」には岩田正輝(藤本壮介建築設計事務所設計本部長)、原研哉(ジャパン・ハウス総合プロデューサー)、山中俊治(東京大学教授)が、第二部の「ジャパン・ハウスと地域の未来」には池上重弘(静岡文化芸術大学 副学長)、國定勇人(新潟県三条市 市長)、須崎充博(三重県伊勢市 理事)がそれぞれ登壇する。
フォーラムと同時に、各都市のジャパン・ハウスを体験できる展示も開催予定。またフォーラム終了後には、来場者同士の出展に関する情報交換やネットワーク構築のきっかけとして、その場で情報交換ができるネットワーキングイベントを開催する。