アジア10ヶ国から200組以上のアーティストが参加。大阪発の国際アートフェア「UNKNOWN ASIA」に注目

2015年に発足し、今年で4年目を迎える大阪発の国際アートフェア「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka」が9月14〜16日の3日間(14日は関係者およびVIPのみ)、大阪・梅田のハービスホールで開催される。アジア10ヶ国から200組を超えるアーティストが参加する本フェアの見どころとは?

「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka2017」の会場風景

 大阪で毎年、熱い注目を集める国際的なアートフェア「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka (以下、アンノウンアジア)」をご存知だろうか?

 アンノウンアジアが発足したのは、いまから3年前の2015年のこと。「大阪からアジアへ、アジアから大阪へ」をキーメッセージに、「UNKNOWN(未知の才能)」を発掘すべく、人気ラジオ局であるFM802のプロデューサー谷口純弘と、ACN(Asian Creative Netowork)メンバーでアーティストエージェンシーVISION TRACK代表の庄野裕晃が中心となり、産声をあげた。

「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka2017」の会場風景

 アンノウンアジアは、ただ作品が並ぶだけのアートフェアではない。地元大阪を皮切りに、東京、名古屋、博多、台北、香港、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプールの各地でプロデューサーによる参加希望者対象のポートフォリオレビューを2ヶ月かけて実施。会場で見られるのは、その審査を通過した212組のアーティストの作品だ。また審査員、レビュアー、そして一般来場者による賞も設定されており、アーティストの飛躍を三者がサポートする構造も、アンノウンアジアの特徴と言えるだろう。

「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka2017」のグランプリ・河野ルル

 また、アジアとのつながりに重点を置いていることも大きな特徴のひとつ。近年ではとくに韓国、インドネシア、タイ、台湾のクリエイティブシーンとの結びつきが強く、アンノウンアジアを軸にしたアーティストの発表の場や交流が年々増加しているという。

 年々、出展者と来場者が増加し、国内外で注目が集まる同フェア。今年もアジア各国から集まる才能との出会いを楽しみたい。

 なお、当然ながら会場ではすべての展示作品が購入可能。アーティストの多くも会場の各ブースにいるので、直接話を聞きながら作品購入を検討してみてはいかがだろうか。

「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka2017」の会場風景

編集部

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