「学展」は学生を対象としたアートコンペとして、初代会長・安井曾太郎らによって1950年10月に設立。60年以上にわたり、多くの才能あふれるアーティストの登龍門として機能してきた。
昨年行われた2017年第67回学展で、今回が初の賞受賞となった中学3年生の宍戸琴美が大賞を受賞。大賞受賞特典として宍戸の作品がフランス・パリへ渡った。
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作品が展示されたのは、パリにある展示スペース「カルーゼル・ド・ルーヴル」。フランス5大美術団体のひとつで、150年以上の歴史を誇るフランス国民美術協会の展覧会に日仏友好を目的として学展が参加するかたちで展示となった。
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これに加え、今回のルーヴル展ではゲストアーティストにヒロ杉山(Enlightenment 代表、アーティスト)、のん(女優、ファッションモデル、創作アーティスト)の2人も参加。それぞれが作品を発表し、会場に色を添えた。
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なお、2018年第68回学展の募集期間は近日中の発表を予定。展覧会は東京・東雲のTOLOT/heuristic SHINONOMEを舞台に、8月17日から19日の会期で開催される予定となっている。パリで開催される「Salon des Beaux Arts 2018(サロン・デ・ボザール)」への参加も決定。学展大賞作品は、「パリ・ルーヴル」に展示される。
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