「夏休みこども科学インターネット相談」がYouTubeに開設。回答者には考古学や美術史の専門家も

NHKラジオ第1の「夏休み子ども科学電話相談」が五輪関連報道のために放送を縮小。これを受けて専門家有志が「夏休みこども科学インターネット相談」を立ち上げ、子供たちからの質問を募集している。

「夏休みこども科学インターネット相談」YouTubeチャンネルより

 NHKラジオ第1が夏休み期間に放送している「夏休み子ども科学電話相談」だが、今年は五輪関連報道のために放送日程が大幅に縮小された。これを受けて、専門家有志が「夏休みこども科学インターネット相談」を立ち上げ、メールで子供たちからの質問を募集。YouTube動画で各分野の専門家が回答している。

 同企画はマヤ文明が専門の考古学者・村田悟が立ち上げたもの。現在は30人を超える専門家が回答者として名を連ねており、考古学や美術史といった人文科学分野の識者もいる。

 自然科学のみならず、人文科学についての質問も寄せられており、1回目の動画では子供たちからの「インカ帝国ではエメラルドを大切にしていたが、ほかの文明で大切にしていた宝石を教えてほしい」「古代エジプトの書記座像の人はなにを書いているのか」といった質問に、村田やエジプトが専門の考古学者・河江肖剰が回答した。

夏休みこども科学インターネット相談【001】

 このほかにも「ムンクの《叫び》はなんていっているんですか」といった西洋美術に関する質問も来ており、回答はドイツ美術が専門の安積柊二が担当する予定。番組への質問送付方法の詳細は、YouTubeチャンネルの概要欄を見てほしい。

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