2018年初夏、『ミケランジェロ：愛と死』『私は、クロード・モネ』『フィセント・ファン・ゴッホ：新たなる視点』の3作品を日本で連続公開し話題を呼んだ「アート・オン・スクリーン」が、新たなラインナップとともに3年ぶりに帰ってくる。
「アート・オン・スクリーン」は、“映画館の大画面で美術を楽しむ”をコンセプトにしたアート・ドキュメンタリーシリーズ。その今回のテーマは、「時代を創った芸術家たちの作品とその背景」だ。
美術史に燦然と輝く功績を残し、いまなお影響を与え続けているレオナルド・ダ・ヴィンチ、パブロ・ピカソ、フリーダ・カーロの3作家にフォーカスした3つの作品、『天才画家ダ・ヴィンチのすべて』『ピカソがピカソになるまで』『フリーダ・カーロに魅せられて』が一挙同時公開される。
『天才画家ダ・ヴィンチのすべて』では、ダ・ヴィンチの代表作である《モナ・リザ》や《白貂を抱く貴婦人》のほか、2017年に500億円以上というオークションの世界最高額で落札された《サルバトール・ムンディ》など、ダ・ヴィンチ作と称される現存する絵画、全作品を世界8ヶ国で収録。ダ・ヴィンチの芸術の真髄を通して、その人生を改めてたどるとともに、世界有数のキュレーター、批評家、歴史家の助けを借りて、その歴史と芸術的な成果を振り返る。
20世紀を代表する美術界の巨匠パブロ・ピカソはいかにして「ピカソ」になったのか？ 『ピカソがピカソになるまで』は、若き日のピカソに大きな影響を与えたマラガ、バルセロナ、パリの3都市をめぐり、ピカソの人生の旅とその痕跡を詳細に追うことで、ピカソが「天才」に至るまでの道のりをたどるものだ。
『フリーダ・カーロに魅せられて』は、フェミニスト、革命家、そして自由な恋愛のアイコンでもあるフリーダ・カーロの本質へと迫る作品。カーロの画家としての才能を掘り起こし、その日記や書簡を紐解くことで、魅惑的で壊れやすくも、激しく燃えたフリーダの魂を解き明かしていく。
「アート・オン・スクリーン」は2021年1月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。映画館で名画の旅を楽しもう。
