MoMAが120点の稀少本をオンラインで販売中。35万円のペーパーバックも
ニューヨーク近代美術館は、同館のオンラインショップで稀少本を販売。新型コロナウイルスで収益が落ち込むなか、売上は展覧会開催の経費などに充てられる。
新型コロナウイルスが猛威をふるうニューヨーク。この地を代表する美術館であるニューヨーク近代美術館（MoMA）が、同館オンラインショップ「MoMA Design Store」で稀少本を販売している。
オンラインショップでは、25ドル〜250ドルの価格帯で約100点の稀少本を販売。もっとも高価なものは、1943年に出版されたペーパーバック『What is Modern Painting?』の35万9600円。次いで、20世紀の写真家でカラー写真のパイオニアとしても知られるウィリアム・エグルストンの作品集『William Eggleston's Guide』（初版）の29万7000円だ。
もちろんこのような高価なものばかりではなく、比較的手に取りやすい3000円台〜1万円代のものもラインナップされているので安心してほしい。
この希少本販売は昨年4月の新型コロナウイルス感染拡大の際にスタートさせたもので、収益は展覧会開催や教育プログラムの経費として充てるために使われる。
なおMoMAはオンラインでの無料講座も開講中。こちらもあわせてチェックしてほしい。