2020.4.17

『ホドロフスキーのサイコマジック』がオンラインで上映。売上の一部は全国の上映館へ寄付

新型コロナウイルスの影響により、日本での劇場公開が5月22日に延期となった『ホドロフスキーのサイコマジック』。配給を手がけるアップリンクは、4月24日よりオンライン映画館「アップリンク・クラウド」にて同作の先行配信を実施する。

『ホドロフスキーのサイコマジック』メインイメージ (c)SATORI FILMS FRANCE 2019 (c)Pascal Montandon-Jodorowsky

 新型コロナウイルスの影響で、劇場公開が5月22日に延期となった『ホドロフスキーのサイコマジック』。配給を手がけるアップリンクは、本来の公開日だった4月24日の14時より、オンライン映画館「アップリンク・クラウド」にて同作の先行配信を行う。

 オンライン上映の売上の一部は、同作の上映を予定している映画館へ均等に分配される。プランは通常プラン1900円と、寄付込みプラン2500円があり、ともに72時間レンタル。通常プランでは、料金から経費(約25%)を差し引いた額を、劇場と配給で5:5で分配、寄付込みプランでは料金から経費(約25%)を差し引いた額を、劇場と配給で6:4で分配する。

 『ホドロフスキーのサイコマジック』は、91歳を迎えたホドロフスキーの新作として、あいちトリエンナーレ2019で日本初公開され、話題を集めた。「サイコマジック」とは、ホドロフスキーが考案した心理療法で、精神分析とは異なる、アートとしてのアプローチから生まれたセラピー。サイコマジックはホドロフスキーの映像表現において貫かれている技法でもあり、同作ではそれをどのように実践し、作用させているのかが描かれる。