3月19日からの開催が予定されていたアートフェア東京2020が、新型コロナウイルスの影響を受けて中止となった。これを受けて、フェアを主催する一般社団法人アート東京は、アート作品売買の機会を取り戻すため、アートフェア東京2020の出展者によるオンラインギャラリーモール「AFT Art Hunting」を開設した。開設期間は3月24日〜5月9日、一般公開は24日18時より。
「AFT Art Hunting」は、アートフェア東京2020に出展予定だった、国内外のギャラリー・美術商70軒以上が参加。作品総数は300点以上となり、フェアと同様に国内外の古美術から現代アートまでが一堂に会する。高価格帯を含めた作品を、国内はもとより海外に向けても販売し、日本のアートマーケットの拡大を図るという。
なお、アートフェアの中止・延期に対するアートECサイトの対応としては、「OIL by 美術手帖」が、3月20日よりウェブ上で作品の閲覧と購入ができる「OIL by 美術手帖 オンライン・ビューイング」を開催している。
新型コロナウイルスにより、経済的にも大きな痛手を受けているアート業界。展覧会の映像配信やウェブでの作品販売など、オンラインを最大限に利用することで、被害を軽減する努力が続いている。