マイノリティ、公平性、合意について。「芸術実践と人権」をテーマとした連続プログラムが京都で開催

2018年8月〜19年1月にかけ、京都各所で連続プログラム「芸術実践と人権-マイノリティ、公平性、合意について」が開催される。このプログラムは、アートの現場で働く人、今後アートマネジメントに関わろうと考える人、この問題に関心を持つ人が、「LGBTQをはじめとするマイノリティの社会包摂を視野に入れたアートマネジメント」を学ぶ場を提供しようとするものだ。

 「LGBTQをはじめとするマイノリティの社会包摂を視野に入れたアートマネジメント」を学ぶことのできる連続プログラム「芸術実践と人権-マイノリティ、公平性、合意について」が京都で開催される。

 本プログラムは、アートと社会の関係が議論され、様々な実践が試みられている昨今において、実践の過程においてはからずもマイノリティを排除し、差別するような表現や、特定の人々の人権を制限してしまう事態が発生している現状を前提とする。

 そのうえで、アートの現場において、グローバルな観点から「標準」とされる人権のとらえかた、表現の自由に対する考え方、社会の公平性や合意に対する考えかたを学ぶことができるという。
 
 LGBTQ、女性、被差別部落、在日外国人、障害などの人権分野で活躍する専門家から基本的な人権の知識を学ぶ7つの講座のほか、イントロダクション講座に鷹野隆大、フォーラム「芸術と労働」には白川昌生などアーティストも参加。「対話」を学ぶ少人数制のゼミも行われる。プロジェクトリーダーは山田創平(京都精華大学准教授)。

 今後のアートや文化の基盤を築くためには不可欠であろう知識をじっくりと習得できる機会になるであろうこの講座の内容と申し込み方法は、下記のURLをチェックしてほしい。

鷹野隆大 ”14.09.25.#18” 2014(「毎日写真」より) ©︎ Ryudai Takano Courtesy of Yumiko Chiba Associates, Zeit-Foto Salon

編集部

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