未来を創造するテクノロジーアートの祭典、MATが今年も開催!

東京を舞台に最先端のテクノロジーカルチャーを各所に展示するテクノロジーアートの祭典「MEDIA AMBITION TOKYO 2017(メディア アンビション トーキョー2017)」が、2月11日〜3月12日に開催される。

「MEDIA AMBITION TOKYO 2017」メインビジュアル

 今年で5回目を迎えるMEDIA AMBITION TOKYO(MAT)は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで提案するショーケースとして、六本木を中心に、渋谷、原宿、銀座など、都内各所で最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、トークショーを開催してきた。国内外の多彩な分野のイノベーターや企業、イベントが参画することにより、さまざまなプログラムが有機的につながり、MATはこれらを包括する活動体として成長を続けている。

 本年度も、第一線で活躍するアーティストから次世代を担う若手作家が集結。ライゾマティクス、チームラボ、WOWからデジタルネイチャーを提唱する落合陽一や、デザインとエンジニアリングを横断するTakram、アルスエレクトロニカにも出展した脇田玲・小室哲也などが、六本木タワー52階の東京シティービューで作品を展示する。

 加えて、テクノロジーと笑いを掛け合わせた「スマイルテック」をテーマに、笑いを誘う作品を数点取り上げとともに、新しい視覚体験を提供する没入感のある全天球型スクリーンや、シャボン膜に映像を映す《Colloidal Display》も展示。また、2020年東京オリンピックに向けたテクノロジーを活用した未来のバリアフリーと「おもてなし」のスローガンのもと、トークセッションでは、リアルタイムで字幕を作成する「UDトーク」を採用するなど、テクノロジーがコミュニケーションに及ぼす影響やその可能性を提示する。

 そのほか、東日本大震災を機に消灯し続けている宮島達男のパブリックアート作品《Counter Void》(2002)に3日間光を灯す「Relight Days 2017」や、日本とフランスのメディアアートのフェスティバル「第6回 デジタル・ショック ―欲望する機械―」、ユニークな教育機関IAMAS(岐阜)展覧会「Calculated Imagination IAMASが発信するメディアアート展」なども予定。ライブ、トークも含めイベントが目白押しの1か月間となっている。

編集部

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