日本初公開の映画を上映! アントワン・ダガタの個展『corpus』が開催

フランスの写真家アントワン・ダガタの個展『corpus』が、渋谷のMEMにて開催される。会期は7月15日〜8月13日。ダガタが監督した映画『ATLAS』は、会期中の土日に公開予定。

映画『ATLAS』(2013)より ©Antoine d’Agata, courtesy MEM, Tokyo

 1961年にフランスのマルセイユに生まれたアントワン・ダガタ。90年にニューヨークのICP(国際写真センター)で、ラリー・クラークなどから写真を学び、その後は写真家・久保田博二らのアシスタントとして働いた。

 2003年には『Insomnia』(不眠症)、『Vortex』(渦)の刊行と併せて、パリにて個展"1001 Nuits"を開催。04年には初の映像作品『El Cielo del Muerto』を制作し、のちに東京で撮影した『Aka Ana』(06年)へとつながっていく。

 ダガタは13年に、売春やドラッグをテーマとした映画『ATLAS』を制作した。「ある情報が集積された総体の情報」を意味する「corpus」がタイトルとなる本展では、日本初公開となる本作を中心に、写真やこれまでの自画像100点を使用したインスタレーションを展示。ダガタを概観することができる、充実した内容となっている。

編集部

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