1970年に愛知県に生まれた杉戸洋は、92年に愛知県立芸術大学美術学部日本画科を卒業。現在も愛知を拠点に制作を行っている。
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杉戸は、木や家、舟などの親しみのあるモチーフと幾何学的な形、抽象と具象を行き来するような作品を特徴としている。近年では、2015年に宮城県美術館で開催された「天上の下地 prime and foundation」や、14年からチューリヒなどを巡回した「ロジカル・エモーションー日本現代美術展」に参加。
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東京の美術館では初めての個展となる本展には、最新作も登場する。国内外で多くの人を惹きつける作品の数々を、地下に広がる吹き抜けの空間で楽しみたい。