平山昌尚のドローイングをゲーム的に体感。TALION GALLERYでの「カード|Card」展をチェック
身近な画材を使い、ミニマルでユーモラスなドローイング作品を制作する平山昌尚の個展「カード|Card」が、東京・目白のTALION GALLERYで開催される。会期は10月6日〜11月4日。
![](https://bt.imgix.net/magazine/18431/main/img6206351244620591039_8df278a2e4b660a542d5be58fc7692ce.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1472&h=828&fit=clip&rect=0,72,3940,2216&v=47)
平山昌尚は1976年神戸生まれ。画用紙にボールペンやマーカーといった身近な画材を用いたドローイング作品を中心に制作するアーティストだ。これまで多数のアートブックを出版してきたほか、グッズのデザインも手がけるなど幅広く活動。近年ではチューリッヒや台北でも個展を開催し、注目を集めている。
抽象的な要素を含む、ミニマルな平山のドローイング作品。いずれもシンプルかつ反復的なアプローチによって、何がモチーフかを示す程度の記号性は残しながらも、感傷やユーモアを帯びた図像性を併せ持つ。
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また、平山はこれまでに制作した全作品に通し番号を振っており、その数は、2018年9月時点で「7889」におよぶ。今回、東京・目白のTALION GALLERYで開催される個展「カード|Card」は、そういった数多くのドローイング・カードのなかから厳選された4枚が拡張されて壁画となり、展示空間の四方に展示される。
鑑賞者を取り囲むという本展だけの作品空間で、平山の独特な味わいのドローイングを体感したい。