「建築倉庫ミュージアム」は寺田倉庫が2016年6月にオープンした、国内唯一の建築模型に特化したミュージアム。開館以来、8万人以上の来館者を記録したが、現在は企画展など更なる展示スペースの充実を図るために休館しており、今春のリニューアルオープンを予定している。
この「建築倉庫ミュージアム」が、3月3日からポップアップ展を開催。同館が保有する、国内の代表的な建築家の建築模型を厳選して展示する。展示内容は隈研吾の「東京大学大学院情報学環ダイワユビキタス学術研究館」をはじめ、山本理顕の「ロトンダ」や、パリのアトリエに返却予定である田根剛の「ゲーリー自邸(1979年竣工)展示模型」など、1970年代から近年までに竣工された建築物やアンビルトを中心とした貴重な建築模型群。
東京ステーションギャラリーでは「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展(3月3日〜5月6日)が、また東京オペラシティ アートギャラリーでは「田根剛 Archaeology of the Future」(10月19日〜12月24日)が開催されるなど、建築に対する注目が集まりそうな2018年。本展もあわせてチェックしておきたい。