INTERVIEW - 2016.1.19武蔵美×朝鮮大「突然、目の前がひらけて」出品作家インタビュー展覧会期中のみ設置された武蔵野美術大学と朝鮮大学校の間の塀を越える橋。朝鮮大側から階段を上がっていくと、展覧会名どおり目の前がひらけていく 撮影=加藤健武蔵野美術大学と朝鮮大学校の間の塀を越える橋。この展覧会はクラウドファンディングで資金調達を行った撮影=加藤健鄭梨愛は在日一世である祖父の姿を撮影したビデオを展示した。《ある所のある時におけるある一人の話と語り聞かせ―。》(2015)鄭梨愛は映像作品の他、平面作品も展示した。画像は左右ともに《無題》(2015)朝鮮大会場の土屋美智子の展示。朝鮮大のアトリエに武蔵美のキャンパス内にあった植木鉢などを持ち込んだ《突然、目の前がひらけて アンケート》(2015) 撮影=加藤健武蔵美会場に展示した土屋の作品《工場が祈る日》(部分)(2015) 撮影=加藤健市川は今回の企画に他のメンバーより遅れて参加した。橋の製作や対話と、自身の作品をどう結びつけるかずっと悩み続けていたという。写真は市川の作品《目が覚めたとき、その夢は私にとって大切な夢になっていた。》(2015)市川明子 目が覚めたとき、その夢は私にとって大切な夢になっていた。 2015李晶玉の《旗》(2015)。李は展覧会の開催直前まで作品を制作し続けていた対立の構図、属性や勢力が二つ向かい合っているものを描きたかったという李晶玉は、展覧会開催直前に二点一組の昨品を描き出した。《群像図》(部分)灰原千晶の《playground》(2015)は、塀の向こうの見えない相手とバレーボールをする人々の様子を撮影した映像 撮影=加藤健武蔵野美術大学 FALでの展示風景 撮影=加藤健武蔵野美術大学 FALでの展示風景 撮影=加藤健朝鮮大学校美術棟での展示風景 撮影=加藤健橋の上から。左が朝鮮大学校の敷地、右が武蔵野美術大学の敷地会場では、企画の起ち上げから開催までのプロセスを視覚的に紹介した。5人が何度もミーティングを開き対話を重ねたことがうかがえる「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」展の出品作家5名(左から土屋美智子、灰原千晶、鄭梨愛、市川明子、右端の李晶玉)と制作委員会の1人である袴田京太朗(武蔵野美術大学教授)8 / 17 記事にもどる 編集部