EXHIBITIONS

ラシード・ジョンソン「Plateaus」

ラシード・ジョンソン PLATEAUS(部分) 2014
Exhibition view at Fondation Louis Vuitton, Paris (2017)
Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson.
Photo credits: © Fondation Louis Vuitton / Marc Domage

ラシード・ジョンソン PLATEAUS(部分) 2014
Exhibition view at Fondation Louis Vuitton, Paris (2017)
Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Rashid Johnson.
Photo credits: © Fondation Louis Vuitton / Marc Domage

 エスパス ルイ・ヴィトン東京は、ラシード・ジョンソンの日本初個展「Plateaus」を開催する。

 ラシード・ジョンソンは1977年生まれのアメリカ人アーティスト。シカゴ美術館附属美術大学で写真を学び、2001年に自身初の写真作品シリーズが、「ポスト・ブラック」と呼ばれるポスト公民権運動世代の一翼を担うものとして高い評判を得た。ポスト・ブラックは、たんなる「黒人アーティスト」として一括りにされることを拒み、自らのアイデンティティの複雑な再定義を要求するクリエイターたちで構成されている。

 ジョンソンはその後、2006年にニューヨークへと移り、活動内容は彫刻から絵画、ドローイング、映画、パフォーマンス、インスタレーションまで多様化している。

 本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵している選りすぐりのコレクションを世界的に紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの枠組みのなかで開催されるもの。2014年に制作された《Plateaus》を中心に、「ポスト・ブラック」の重要アーティストのひとり、ジョンソンを日本で初めて紹介する。

 なお「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムは東京のほか、ミュンヘン、ヴェネチア、北京、ソウル、そして大阪のエスパス ルイ・ヴィトンで展開されている。