EXHIBITIONS
流麻二果「その光に色を見る Spectrum of Vivid Moments」
「色彩の作家」と呼ばれ、絵具を幾層にも重ねて色彩豊かな絵画を制作する流麻二果。日本では4年ぶりとなる個展「その光に色を見る Spectrum of Vivid Moments」をポーラ ミュージアム アネックスで開催する。
流は1975年大阪府生まれ。97年に女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻を卒業。その多彩な絵画は、鮮やかでありながら淡い色彩を持ち、透明感と陰影が重なり合う特有の質感を生み出している。また近年は、2018年のポーラ美術館アトリウムギャラリー(神奈川)での個展で、ポーラ美術館所蔵の印象派絵画を解釈・再構成した作品を制作したことをきっかけに、伝統的な絵画における色彩を丁寧に追体験しながら、新たな解釈と再構成として色を何層にも塗り重ねた絵画のシリーズ「色の跡」にも取り組んでいる。
本展では、20年の練馬区立美術館(東京)での「再構築 Re Construction」展で発表した「女性作家の色の跡」シリーズのほか、新作を含む約13点を展示する。
流は、「過去に画家を目指した近代女性作家たちは、家庭を優先するために制作を諦めたり、また、制作を続けたとしても、女性であるということから活躍の機会が少なかったりという状況は、現代の女性にも通じるものがある」と考えた。「女性作家の色の跡」シリーズは、もし、その女性たちが現代や未来に生きていたら、作家としてどのような活動をしたのだろうかと想像し、日本における女性の生き方、作家としての生き方を歴史とともに見直し、それを未来につなげていきたいという想いから制作された作品となっている。
流は1975年大阪府生まれ。97年に女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻を卒業。その多彩な絵画は、鮮やかでありながら淡い色彩を持ち、透明感と陰影が重なり合う特有の質感を生み出している。また近年は、2018年のポーラ美術館アトリウムギャラリー(神奈川)での個展で、ポーラ美術館所蔵の印象派絵画を解釈・再構成した作品を制作したことをきっかけに、伝統的な絵画における色彩を丁寧に追体験しながら、新たな解釈と再構成として色を何層にも塗り重ねた絵画のシリーズ「色の跡」にも取り組んでいる。
本展では、20年の練馬区立美術館(東京)での「再構築 Re Construction」展で発表した「女性作家の色の跡」シリーズのほか、新作を含む約13点を展示する。
流は、「過去に画家を目指した近代女性作家たちは、家庭を優先するために制作を諦めたり、また、制作を続けたとしても、女性であるということから活躍の機会が少なかったりという状況は、現代の女性にも通じるものがある」と考えた。「女性作家の色の跡」シリーズは、もし、その女性たちが現代や未来に生きていたら、作家としてどのような活動をしたのだろうかと想像し、日本における女性の生き方、作家としての生き方を歴史とともに見直し、それを未来につなげていきたいという想いから制作された作品となっている。






