EXHIBITIONS
小杉武久「音楽のピクニック」
作曲・演奏家として、約60年にわたり活動してきた小杉武久。その活動はヨーロッパの伝統音楽の継承ではなく、つねに既成の「音楽」という概念を拡張しようとするものだった。
小杉は大学在学中の1960年に、演奏家たちの自主性に基づいた即興演奏をする「グループ・音楽」を学友たちと結成。60年代には反芸術集団「ネオ・ダダ」や「ハイレッド・センター」のメンバーなどと協同するいっぽう、ニューヨークを拠点とした芸術家集団「フルクサス」とも関わりつつ、「音」を超えた音楽のありかたを追求していった。69年には現代音楽、ロックなどのジャンルを超えた「タージ・マハル旅行団」を7人で結成し、国際的な活動も展開。さらに70年代末からは、音を基点としたオブジェやインスタレーション作品なども制作し、美術館やギャラリーを舞台に精力的な発表を続けてきた。
本展では、50年代から現在までの300点を超える記録写真、チラシやポスター、プログラムなどのアーカイブ資料の展示と、これまでに発表されたオーディオ・ビジュアル作品の大規模な展示によって、小杉の活動を俯瞰的にとらえる。
小杉は大学在学中の1960年に、演奏家たちの自主性に基づいた即興演奏をする「グループ・音楽」を学友たちと結成。60年代には反芸術集団「ネオ・ダダ」や「ハイレッド・センター」のメンバーなどと協同するいっぽう、ニューヨークを拠点とした芸術家集団「フルクサス」とも関わりつつ、「音」を超えた音楽のありかたを追求していった。69年には現代音楽、ロックなどのジャンルを超えた「タージ・マハル旅行団」を7人で結成し、国際的な活動も展開。さらに70年代末からは、音を基点としたオブジェやインスタレーション作品なども制作し、美術館やギャラリーを舞台に精力的な発表を続けてきた。
本展では、50年代から現在までの300点を超える記録写真、チラシやポスター、プログラムなどのアーカイブ資料の展示と、これまでに発表されたオーディオ・ビジュアル作品の大規模な展示によって、小杉の活動を俯瞰的にとらえる。