EXHIBITIONS

ignore your perspective 38

Transient Color

児玉画廊|09.21 - 10.20

品川はるな Duplicate image 2017 画像提供=児玉画廊

品川はるな Duplicate image 2017 画像提供=児玉画廊

様々な枠組みにおける色彩のあり方を主題に、佐藤克久、品川はるな、武田真利絵による3人展が開催される。

 佐藤克久は絵画とは何かを自問し、近年では平面作品の中心に発表。そのほか、キャンバスシートと厚紙による半立体的なアプローチの作品や空間に色彩が配置されていくインスタレーションなど、絵画の思考実験として様々な試みを行っている。

 品川はるなは、何色もの絵の具を積層し鉱物のように固形化させて加工した作品などを制作。色彩を単なる色としてではなく物質として扱うことによって、絵画に隷属する一要素から自律するマテリアルへと変容させようとしている。

 端正な黒いキューブの構造体に基本色の赤、青、黄をワンポイントのみ施した静かでシャープな作品を手がける武田真利絵。一見、赤、青、黄色の部分が着彩されているように見せ、実際は絵の具が液体のままであると気づかせることで、色彩を静から動へと反転させている。
 
 本展にて、佐藤は未発表のペインティングを公開。武田は白色のキューブの構造体を用いたインスタレーション作品を発表し、品川は絵具というメディアについて、また色彩の容態について多角的に考究する作家として2名の触媒的な役割を担う。