「都市デザイン 横浜」展

　BankART KAIKOでは横浜都市デザイン50周年事業の一環として、その歩みを振り返る展覧会「『都市デザイン 横浜』展 〜個性と魅⼒あるまちをつくる〜」を開催する（当初の会期を4月24日まで延長）。

　1971年に全国に先駆け、市役所内に「都市デザイン」担当を設置し、50年間、進められている横浜の都市デザイン。都市に美しさを求めるだけでなく、歩いて楽しいまちづくりや歴史的資源の保全・活用など、都市を人のための場所として総合的にデザインする活動に、時代に先駆けて取り組んできた。現在も横浜では地域の個性を発掘し、高め、新たな魅力をつくり出すことで、歴史と新しさが共存する「横浜」らしさを生み出し続けている。

　本展は、これまで積み重ねてきた50年の取組を概観し、「個性と魅力あるまち横浜」の秘密について解き明かすもの。会場は、横浜の街とプロジェクトの全貌を一望する「イントロダクション」から、街の成り⽴ちと都市デザイン誕⽣の経緯やその⽬標などを詳しく解説する「都市デザイン横浜の誕⽣」、多数の都市デザインのプロジェクトを紹介する迫⼒ある映像展示「都市デザイン50年の実践」、都市デザインのこれまでの系譜の図解や年表でたどる「都市デザイン⼿法の展開」、そして横浜の代表的な⾵景に隠れた都市デザインの様々な⼿法を紹介する「⾵景の解剖」の5つの展⽰スペースで構成される。

「個性と魅⼒あるまち」を目指す横浜の都市デザイン。本展は、都市デザインが⾝近に存在していることや、どのような役割を持っているのかをわかりやすく伝える。