EXHIBITIONS

ARTISTS' FAIR KYOTO 2022

メイン会場 京都府京都文化博物館 別館/京都新聞ビル 地下1階
2022.03.05 - 03.06, 2022.03.05 - 03.13

「ARTISTS' FAIR KYOTO 2022」のキービジュアル

メイン会場 京都府京都文化博物館 別館

メイン会場 京都新聞ビル 地下1階

清水寺会場 音羽山 清水寺

 歴史ある京都を舞台とした現代美術のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2022」。5回目となる今年は、新たな取り組みとして、世界遺産に指定される清水寺も会場に加わる。メイン会場(京都府京都文化博物館 別館/京都新聞ビル 地下1階)の会期は3月5日~6日、清水寺会場(音羽山 清水寺)は3月5日〜13日。

「ARTISTSʼ FAIR KYOTO」はこれまでのアートフェアの枠組みを超え、アーティストと観客のコミュニケーションによって完成する新しいアートフェアを目指し、アップデートを重ねてきた。今年もペインティングからテクノロジーを駆使したインスタレーションまで、多種多様な表現手法で制作する若手アーティストたちが参加。メイン会場の京都府京都文化博物館 別館/京都新聞ビル 地下1階、そして清水寺のそれぞれ趣の異なる特別を空間で現代美術を鑑賞できるのも、本フェアの見どころのひとつとなる。

 さらに清水寺では、西門、三重塔、経堂、成就院(通常非公開)の4ヶ所を中心に、若手アーティストを推薦する「アドバイザリーボード」らによる展覧会を開催。本フェアディレクターの椿昇をはじめ、加藤泉、塩田千春、名和晃平ら国際的に注目を集める14組のアーティストの代表作から新作までが展示される。

 加えて「ARTISTS' FAIR KYOTO 2022」から、若手批評家育成プロジェクト「歴史・批評 ・芸術」を新たに始動。日本でグローバルなアート市場をつくり活性化させるため、批評の重要性を改めて見つめ直し、批評家の育成と活動の助成を目的に行う。

 記念すべき初回の批評家は、沢山遼(美術批評家)と山本浩貴(文化研究者、アーティスト、金沢美術工芸大学講師)の2名を招聘。これまで「ARTISTSʼ FAIR KYOTO」に参加したアーティストの作品の批評を執筆・書籍化し国内外へ発信していく。そして「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2022」が開催される3月5日・6日には、沢山遼と山本浩貴、アドバイザリーボードらが参加するシンポジウムやトークイベントを、メイン会場の京都文化博物館 本館1階ろうじ店舗にて開催予定だ。

 また昨年に続き、「ARTISTSʼ FAIR KYOTO」のコンセプトに共感する企業の協力を得て、過去に「ARTISTSʼ FAIR KYOTO」に出品した作家とコラボレーションしたサテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022: SATELLITE」を実施。飲食店やギャラリー、デパートなど、京都の街中をアートに染める7つのサテライト会場が展開される。展示やイベントの詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。