EXHIBITIONS
うしお「手洗いチャンプルー??」
沖縄県在住の現代美術家・うしおの個展「手洗いチャンプルー??」が、ホテル アンテルーム 那覇のギャラリースペース「Gallery 9.5 NAHA」で開催される。
うしおは1978年山形県酒田市生まれ。2003年筑波大学大学院芸術研究科修了。様々なメディアを用いて、「思い通りにならない状況」を可視化する作品を制作・発表してきた。今回は、沖縄県内の在住者から手のモデルを募集し撮影した映像《手洗いチャンプルー??》をはじめ、手のドローイング、科学者とアーティストの交流「ファンダメンタルズ」からアイデアが生まれた、アーカイブ形式の作品3点を展示する。
映像作品《手洗いチャンプルー??》は、一見すると感染症防止対策の啓蒙動画のようだが、注意深く見ると「左右別々の人物による手洗い」だと気がつく。個人間には様々な境界(例えば年齢や性別、人種や国籍から個々の嗜好や習慣、記憶に至るまで)が存在している。さらに新型ウイルスの流行は、新たに今日的な境界(≒接触に対する抵抗感)をつくり出した。
うしおは、沖縄で船や人々の移動の歴史をリサーチしながら、地理的・歴史的な要因により様々な境界を抱え沖縄に生きる人々に注目。《手洗いチャンプルー??》は2020年春のパンデミックの際に着想され、その後、沖縄県の文化や歴史にインスピレーションを受けながら完成に至った、シンプルながらも複雑な思考を誘う作品となっている。
なお本展示は令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業の補助事業のひとつで、沖縄県および公益財団法人沖縄県文化振興会の支援を受けて開催される。
うしおは1978年山形県酒田市生まれ。2003年筑波大学大学院芸術研究科修了。様々なメディアを用いて、「思い通りにならない状況」を可視化する作品を制作・発表してきた。今回は、沖縄県内の在住者から手のモデルを募集し撮影した映像《手洗いチャンプルー??》をはじめ、手のドローイング、科学者とアーティストの交流「ファンダメンタルズ」からアイデアが生まれた、アーカイブ形式の作品3点を展示する。
映像作品《手洗いチャンプルー??》は、一見すると感染症防止対策の啓蒙動画のようだが、注意深く見ると「左右別々の人物による手洗い」だと気がつく。個人間には様々な境界(例えば年齢や性別、人種や国籍から個々の嗜好や習慣、記憶に至るまで)が存在している。さらに新型ウイルスの流行は、新たに今日的な境界(≒接触に対する抵抗感)をつくり出した。
うしおは、沖縄で船や人々の移動の歴史をリサーチしながら、地理的・歴史的な要因により様々な境界を抱え沖縄に生きる人々に注目。《手洗いチャンプルー??》は2020年春のパンデミックの際に着想され、その後、沖縄県の文化や歴史にインスピレーションを受けながら完成に至った、シンプルながらも複雑な思考を誘う作品となっている。
なお本展示は令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業の補助事業のひとつで、沖縄県および公益財団法人沖縄県文化振興会の支援を受けて開催される。



