EXHIBITIONS

ボテロ展 ふくよかな魔法

フェルナンド・ボテロ コロンビアの聖母 1992

フェルナンド・ボテロ 泣く女 1949

フェルナンド・ボテロ 楽器 1998

フェルナンド・ボテロ 守護天使 2015

フェルナンド・ボテロ バルコニーから落ちる女 1994

フェルナンド・ボテロ バーレッスン中のバレリーナ 2001

フェルナンド・ボテロ 象 2007

フェルナンド・ボテロ モナ・リザの横顔 2020

 コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロの大規模展「ボテロ展 ふくよかな魔法」がBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。ボテロの生誕90年を記念した、日本国内では26年ぶりの展覧会。

 ボテロは1932年生まれ。50年代後半から欧米で高く評価され、今日では現代を代表する美術家のひとりに数えられている。ボテロに注目が集まったのは1963年、ニューヨークのメトロポリタン美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》が展覧された時、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールにボテロの《12歳のモナ・リザ》が展示されたことから始まった。

 ボテロの作品を特徴づけるのは、あらゆるかたちがふくらんでいること。ボテロのボリュームへの関心は、17歳の頃描いた作品《泣く女》(1949)にすでに見出せ、その後、ヨーロッパ、とくにイタリアで学んだ経験は、ボテロ作品のボリューム感、官能性、デフォルメ表現に対する基盤を確固たるものにした。ボテロ自身も「ボリュームを表現することで、芸術的な美を表現することを目指しているのです」「私の作風は、私の作品の代名詞であるだけでなく、私が後世に残す遺産でもあるのです」と語っている。

 本展は生誕90年の記念すべき年に、ボテロ本人の監修のもと、初期から近年までの油彩、水彩・素描作品など全70点を展示。2020年制作の《モナ・リザの横顔》の世界初公開をはじめ、展示作品のほとんどが日本初公開という注目の構成となる。

 なお本展は東京での開催後、名古屋市美術館(2022年7月16日~9月25日)、京都市京セラ美術館(2022年10月8日~12月11日)へ巡回予定だ。