EXHIBITIONS

たかくらかずき個展「アプデ輪廻 ver4.0 天国・地獄・大地獄」

2021.12.16 - 12.26

アプデ輪廻 ver4.0 天国・地獄・大地獄 メインビジュアル

アプデ輪廻 ver1.0 展示風景 Photo by Yuji Oku

アプデ輪廻 ver2.0 -デジタルデータの実家- VR空間 スクリーンショット

アプデ輪廻 ver3.0 -三途の川渡り- 展示風景 Photo by Yamane Kaori

 たかくらかずきの個展「アプデ輪廻 ver4.0 天国・地獄・大地獄」が代々木のTOHで開催される。会期は12月16日~26日。

 たかくらかずきは1987年生まれ。3DCGやピクセルアニメーション、3Dプリント、VR、NFTなどのテクノロジーを使用し、東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作しているアーティスト。現在は主に、日本仏教をコンセプトに作品制作を行う。京都芸術大学非常勤講師。NFTの、マーケットプレイスOpenseaでは、仏像NFTシリーズ 「NFT BUDDHA」を展開している。

「アプデ輪廻」はアップデートしながら継続的に行われる、たかくらかずきの制作活動と展示のこと。今作「4.0 -天国・地獄・大地獄-」は、2021年3月のARTISTS' FAIR KYOTOでの「ver1.0」、4月のSTYLYでのオンライン展「2.0-デジタルデータの実家-」、そして7月の京都HAUSでの展示「3.0-三途の川渡り-」に続く4回目の展示であり、「アプデ輪廻」シリーズの最後となる。

 一連のシリーズは「ハードウェアとしての物質/肉体」と「ソフトウェアとしての魂/精神」の関係性について、たかくらが日本仏教や東洋思想の観点を引用して制作した作品群。これら作品は「Startbahn Cert.」で発行されるブロックチェーン証明書「Cert.」にひもづけられたエディション付き作品や、NFTデジタルデータとして販売される。
 
 なお「アプデ輪廻」のウェブサイトでは、「ver4.0 天国・地獄・大地獄」の展示に向けて、作家の言葉が掲載されている。