EXHIBITIONS

川島清「水量―樹のプラズマ II-021」

川島清 水量-樹のプラズマ 2016-2017 参考図版

 彫刻家・川島清の個展「水量―樹のプラズマ II -021 」がギャルリー東京ユマニテで開催される。

 川島は1951年福島県生まれ。1986〜88年にAsian Cultural Councilの助成を受けて渡米し、P.S.1 プロジェクト(ニューヨーク)に参加。93年「川島清 内層の視点-Observation」(いわき市立美術館)、「90年代の日本-13人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォルクローレ美術館、デュッセルドルフ美術館)、2000年「ART TODAY 2000-3つの回顧から」(セゾン現代美術館、長野)などに出品。近年は、16年にいわき市立美術館で開催された新作を含む大規模個展が好評を博すなど、日本を代表する彫刻家のひとりとして活躍している。

 鉄、鉛、木、石膏など重厚な素材を用いて構成される川島の作品は、身体を通して紡ぎだされる言葉とともに構築された空間が提示される。

 本展では、近年制作を続ける「水量シリーズ」の新作を展示。2019年に発表した彫刻「水量-樹のプラズマⅡ」の連作となり、樹皮、木、鉄、鉛、ガラスなどを組み合わせた新作となる。