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EXHIBITIONS

特別展「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」

2021.10.29 - 2022.01.30

伊藤若冲 糸瓜群虫図(部分) 江戸中期

秋草虫蒔絵螺鈿小箱 江戸前期

四季草花草虫図屛風(部分) 江戸後期

住吉如慶 きりぎりす絵巻 下巻(部分) 江戸前期 ※場面替えあり

ホウセキゾウムシの標本(部分)

 細見美術館は、解剖学者・養老孟司の監修による展覧会「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」を開催。養老が細見コレクションから選ぶ、虫を表した絵画・工芸作品約60点を紹介する。

 古より日本人は豊かな風土に育まれた様々な虫たちに親しみ、その姿を写し愛でてきた。無類の昆虫愛好家、昆虫学者としても知られる養老孟司もまた、世界各地を訪れ、不思議と驚異に満ちた虫たちの生態を探求している。

 本展の出品作は、写実の精緻を極めた伊藤若冲の《糸瓜群虫図》、宝石のような虫たちがちりばめられた蒔絵の小箱、また毛繕いをする様子から虫の気配を感じる森狙仙《猿図》などの作品も。みずみずしい好奇心にあふれる虫博士の眼が出会った日本の美とともに、養老が親交を結ぶ作家の、独特な自然観やデジタル技術によって表現された作品も紹介する。