EXHIBITIONS

開館25周年記念vol.4

江戸の遊び絵づくし展

歌川国芳 みかけハこハゐがとんだいゝ人だ 1847-1848

歌川国芳 両面相 伊久 げどふ だるま とくさかり 1849-1850

三代歌川豊国(歌川国貞) 七福神 壽 柱建之図 1853

歌川芳藤 しん板 手あそびづくし 1858

歌川芳藤 五拾三次之内猫之怪 1847-48

歌川芳藤 有卦絵 ふ尽しの福助 1858

 広島県にあるウッドワン美術館は、開館25周年記念の第4弾として「江戸の遊び絵づくし展」を開催する。

 江戸っ子たちのあいだで、爆発的な人気を誇った「遊び絵」。遊び絵とは、江戸時代に庶民の間で流行した浮世絵のなかでも、遊び心にあふれた造形が特徴的な作品のことで、江戸時代の浮世絵師や版元たちが知的好奇心旺盛な庶民のためにつくり出した。

 本展では、いまなお時代を超えて愛され続ける遊び絵の世界を、厳選した約100点の作品によって紹介する。

 出展作家には葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳、歌川芳藤、歌川貞景、歌川重宣、三代目歌川豊国(歌川国貞)ら。また、影絵や判じ絵などの楽しみ方を体験できるコーナーも設け、見て、読んで、ふれて、浮世絵の可能性を大きく広げたバリエーション豊かな作品を楽しんでほしい。