EXHIBITIONS

平川恒太「Talk to the silence」

平川恒太 何光年も旅した星々の光 は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く ― 大熊座 2018

平川恒太 Trinitite- Compatriots on Saipan Island Remain Faithful to the End 2013

 アーティスト・平川恒太による展覧会「Talk to the silence」がカスヤの森現代美術館で開催される。

 平川は1987年高知県生まれ。現在は埼玉県に在住。多摩美術大学、東京藝術大学在学中より積極的に活動し、「VOCA展2014」(上野の森美術館)や「カタストロフと美術のちから」(森美術館、東京、2018)など多くの展覧会に選出される。また、「ターナーゴールデンコンペティション2012」グランプリ、「アートアワードトーキョー丸の内2013」三菱地所賞、「損保ジャパン美術賞展FACE2013」審査員特別賞、「TERRADA ART AWARD2015」諏訪敦賞を受賞するなど、現代美術の作家として期待される若手作家のひとりだ。

 平川はこれまで「記憶のケイショウ」をテーマに作品を制作してきた。ケイショウとは「継承、警鐘、形象」など複数の意味を持つ。本展では、カスヤの森現代美術館が教会をイメージして建てられていることに着目し、祭壇画などのキリスト教美術からのイメージや手法を用いながら、「記憶のケイショウ」がテーマの新作を発表する。

 主な出展作品は、従軍記章を用いたシリーズ「何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く」の新作インスタレーションや、日本の永久貸与の戦争画を黒一色で模写した「Trinitite」、振り子時計を用いた新シリーズ「The Bells」など。私たちの記憶から失われていく歴史のリサーチを通し、対話するように制作された作品で構成される。

 なお会期中の11月25日〜28日には、会場で平川と対話する希望者参加型イベント「黒く染められたバラのゆくへ ― 4日間の小さな対話」を実施。出展作品についてや、政治、宗教、音楽、愛、美術、あらゆる対話に応じる。