EXHIBITIONS

花は皆 ちりて あとなき こずえには 実のらん 秋のたゞ 待たれけり

河田政樹、小林丈人、戸谷森、忽滑谷昭太郎

2021.09.01 - 09.12
 長亭GALLERYで展覧会「花は皆 ちりて あとなき こずえには 実のらん 秋のたゞ 待たれけり」が開催される。参加アーティストは、河田政樹、小林丈人、戸谷森、忽滑谷昭太郎の4名。

 本展の開催にあたって参加作家たちは、今年1月から展覧会を知らせるダイレクトメール計5回送った。ハガキをつくっては送るという作業を繰り返すうち、4人のあいだでは、展覧会を実現できるか、開催が遠のくような不安な感覚が増していったと言う。

「花は皆 ちりて あとなき こずえには 実のらん 秋のたゞ 待たれけり」の展覧会名は、4人が今年集まり、富の神明様で親しまれる所沢市の神社で引き当てたおみくじ第25番末吉の短歌を引用したもの。人の不安や欲望、希望の対象であると同時にそれとは全く無関係かのような自然のことわり(相反)が詠われている。

 花が散ってしまったことが不安であること、これから実るであろうことが希望であること。参加作家のひとりの小林丈人は、「そういう考えとは全く無関係な他者が(木が、相反が)存在することのわからなさ、不気味さは不安でもあり楽しみでもあり、あらゆる“作る”事のスタンスだと思っている」と述べている。