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元田敬三『渚橋からグッドモーニング』刊行記念展

元田敬三『渚橋からグッドモーニング』表紙イメージ

© Keizo Motoda

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 写真家・元田敬三の新たな作品集『渚橋からグッドモーニング』の刊行記念展が、コミュニケーションギャラリーふげん社で開催されている。9月5日まで。

 元田は1971年大阪府生まれ。95年に大阪ビジュアルアーツ専門学校へ入学し、在学中の96年に第33回準太陽賞を受賞した。97年、大阪新聞に路上で出会った人の写真とエッセイを1年間連載したことが写真の原点となり、その後も路上を舞台に心動かされる人や光景を撮り続けている。

『渚橋からグッドモーニング』は、2020年のふげん社での同名個展開催と、今年6月のスライドショー上映を経て出版。18年から現在まで居住地である神奈川県・逗子の海岸や家族などの身近な人々を、日付入りカラーポジフィルムで毎日撮影した365点の写真と、日々を綴ったテキストを収録している(帯文は森山大道が執筆)。

 毎朝、富士山を臨む渚橋から海辺の写真を撮り、一日が始まることからタイトルを取った元田。代名詞である男気あふれるモノクロームのストリートスナップとは異なり、「渚橋からグッドモーニング」はカラーでとらえられた日常への柔らかなまなざしにあふれている。

 本展が『渚橋からグッドモーニング』の一部収録作品を紹介。会場にて作品集を手に取ってほしい。