EXHIBITIONS

AFTER APOX. by BIEN, DIEGO, RUSSELL MAURICE

2021.08.28 - 09.12
 CALM & PUNK GALLERYでは、BIEN、DIEGO、RUSSELL MAURICEによる3人展「AFTER APOX.」を開催する。会期は8月28日~9月12日。

 ドローイングを表現するアーティストであり、ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けて、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開するBIEN、古本屋や昔の印刷物から探し出した「製作者不明のキャラクター」に着想を得て、絵画や壁画というビジュアルアートから、また街のなかのグラフィティ、そしてコンセプチュアルアートまで活動の幅を広げているDIEGO、チャップマン兄弟、ピーター・ブレイク、エッド・アトキンス、ターナー賞受賞者ローラ・プロヴォストら世界各地の名だたるアーティストと展示をともにし、またMedicom、Porter、Givenchy、Nikeなど数々のブランドとのコラボレーションでも知られるイギリス出身のラッセル・モーリス。

 3人は東京で活動し、グラフィティを背景に持ち、「コミック・アブストラクション」を実践する作家たち。平面・半立体作品を制作することが多い3人だが本展では立体作品にフォーカスし、ギャラリー史上最大サイズから最小作品までを含む様々な大きさのスカルプチャーを、5メートルの天井高を利用して展示する。

 本展タイトル「AFTER APOX.」は「黙示録以降」を意味する。人類がいなくなった後の世界、そこで無生物や植物たちはどのように振る舞うのか、終末世界とアニミズムの現代的な視覚言語による解釈に注目したい。