EXHIBITIONS

from Intimate Path

ART369space
2021.07.16 - 07.27, 2021.07.30 - 08.10

「Intimate Path」準備風景

「Intimate Path」参加風景 撮影=ojisan)
作品:三輪恭子《おやすみスコープ》

「Intimate Path」参加風景 撮影=ojisan

「Intimate Path」参加風景 撮影=feeze
作品:藤林悠《uncertain》

「Intimate Path」参加風景 撮影=salon Chiune
作品:倉敷安耶《Bury》

「Intimate Path」参加風景 撮影=フローリスト花子
作品:岩崎広大《LANDSCAPER》

「Intimate Path」参加風景 撮影=仏式茶寮カミノ
作品:下山健太郎《Seeing far away#3》

 ART369プロジェクトによる企画展「from Intimate Path」が開催される。会期は7月16日〜8月10日まで(展示替えあり)。
 
 ART369プロジェクトは、栃木県那須塩原市をアートで盛り上げるべく2019年2月に始動。栃木県那須塩原市黒磯駅周辺から板室温泉に至るまでの県道369号沿いをプロジェクトの推進エリアに位置づけ、アートを介してまちの魅力を発信してきた。

 2020年度はアートユニット「Com-course」(久保田智広+吉村真)の企画で、那須塩原市の事業者たちにスポットを当てた参加型の「Intimate Path」を今年1〜3月に実施。本企画の内容は、県道369号沿い周辺に店舗や事務所を構える事業者のなかから16組を募集し、そのもとへ8名のアーティストが2点ずつ用意した作品のいずれかひとつと、それにまつわるアイテムや作者からのメッセージを包んだ「パッケージ」を届け、それらと一緒に過ごしてもらうというものだった。

 パッケージを受け取った事業者は、作品やアイテムを職場や自宅など好きな場所に飾り、また手に取って楽しむなど、緊急事態宣言下でもあった3週間のなかで、各々のやり方で作品に対する理解を深めた。このように「Intimate Path」は私的な企画であったことから、参加事業者それぞれの実際の体験は本人にしかわからない。

「Intimate Path」とは「親密な道」という意味。コロナ禍に実施された企画のアーカイヴとなる本展「from Intimate Path」では、アーティスト8名から事業者たちへ渡された作品を「パッケージ」の内容物とともに公開。事務所・自宅に渡ったアート作品とそれにまつわるストーリーを、かたちを変えて外部に届けるための試みとなる。

 参加作家は、岩崎広大、小久江峻、倉敷安耶、篠田優(前期)、下山健太郎、田近夏子、藤林悠、三輪恭子(後期)。