EXHIBITIONS
見附正康 作品展
陶芸作家・見附正康(みつけ・まさやす)の作品展が、しぶや黒田陶苑で開催される。6月25日~29日まで。
見附は1975年石川県加賀市生まれ。97年に石川県立九谷焼技術研修所を卒業。福島武山に師事。2000年に伝統九谷焼工芸展を技術賞を受賞し、以後、公募展において受賞多数。06年に経済産業大臣指定伝統工芸士に認定される。07年に工房を構え独立し、現在は石川県加賀市で制作を行う。
見附は九谷焼の伝統のひとつである「赤絵細描(あかえさいびょう)」の作品で知られている。伝統的な花鳥風月・小紋柄といった絵柄ではなく、作家独自の感性で現代的にアレンジした作品を生み出す。作陶にあたっては、一切の下絵なく、白く焼かれた九谷に細い筆で描かれた微細な線と点が描かれる。小さな香炉や茶器から大皿まで、コンパスや鉛筆でおおよそのあたりを付けて、直接筆で描いていくという。
20年にパナソニック汐留美術館で開催された「和巧絶佳展 令和時代の超工芸」(現在も巡回中)では、1970年以降に生まれた、いまもっとも注目されている作家12人のひとりとして作品が展示された。
しぶや黒田陶苑における2017年以来の個展となる本展では、文様の緻密さ、繰り返されるパターンの寸分の狂いもない正確さを生み出す見附の技術が、余すところなく表現された作品を間近で鑑賞できる。納得がいくまで、妥協せずに細筆で描かれた細描の赤の世界を体感してほしい。
見附は1975年石川県加賀市生まれ。97年に石川県立九谷焼技術研修所を卒業。福島武山に師事。2000年に伝統九谷焼工芸展を技術賞を受賞し、以後、公募展において受賞多数。06年に経済産業大臣指定伝統工芸士に認定される。07年に工房を構え独立し、現在は石川県加賀市で制作を行う。
見附は九谷焼の伝統のひとつである「赤絵細描(あかえさいびょう)」の作品で知られている。伝統的な花鳥風月・小紋柄といった絵柄ではなく、作家独自の感性で現代的にアレンジした作品を生み出す。作陶にあたっては、一切の下絵なく、白く焼かれた九谷に細い筆で描かれた微細な線と点が描かれる。小さな香炉や茶器から大皿まで、コンパスや鉛筆でおおよそのあたりを付けて、直接筆で描いていくという。
20年にパナソニック汐留美術館で開催された「和巧絶佳展 令和時代の超工芸」(現在も巡回中)では、1970年以降に生まれた、いまもっとも注目されている作家12人のひとりとして作品が展示された。
しぶや黒田陶苑における2017年以来の個展となる本展では、文様の緻密さ、繰り返されるパターンの寸分の狂いもない正確さを生み出す見附の技術が、余すところなく表現された作品を間近で鑑賞できる。納得がいくまで、妥協せずに細筆で描かれた細描の赤の世界を体感してほしい。