EXHIBITIONS

NITO06

2021.06.25 - 07.19

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「NITO06」は、アーティストが作品を1万円から販売し、購入されるごとに次回作の価格が上がっていくという方法で行う6回目の展覧会。アート / 空家 二人のオープン以来、展覧会に継続性を加えるという、この新たな試みも始めてから一年が経とうとしている。毎回、参加作家はアートの在り方を精力的に探ってきたが、今回はとくに意欲的な作品が多く、出展作も過去最多となる。

 出展作家は、伊阪柊、内田涼、久留島咲、迫鉄平、敷地理、鈴木諒一、高橋臨太郎、谷崎桃子、鄭梨愛、中路景暁、藤倉麻子、前田耕平、森山泰地。今回から新たに参加するアーティストは、高橋臨太郎、中路景暁の2名だ。

 高橋は、車が行き来する料金所の前でタップを踏んだり、筋電センサーを用いることで腕を失った人とともに演奏可能な装置をつくったりするなど、可視化されないエネルギーに自身を対峙させる作品を制作している。いっぽう、ハードウェアエンジニアでもある中路は、ベルトコンベアを使った、遊びとも労働ともつかないような作業の映像作品などを発表。その作品では、労働や産業における身体への憧憬をのぞかせつつ、機械と人間の共同作業のおかしみが描かれる。

 本展の6月25日〜28日までを購入応募期間とし、希望者・販売数を超えた場合、抽選を実施。購入応募期間終了後は、先着順となる。また7月2日にオンラインでの販売も開始し、今回から作品価格を公開する。