EXHIBITIONS

どこか遠くへ:グラフィックにみる旅のかたち

Shinji Kamei / STORK

鈴木八朗 さようなら日本國有鐵道 鈴木八朗の15年 DISCOVERからEXOTICまで 1987 © Hachiro Suzuki, 2021

佐藤晃一 五季・春 1988 © Koichi Sato, 2021

井上嗣也 ネイティブアメリカン 1991 写真=坂田栄一郎 コピー=仲畑貴志
© Tsuguya Inoue, 2021|© Eiichiro Sakata, 2021|© Takashi Nakahata, 2021

 CCGA現代グラフィックアートセンターが企画展「どこか遠くへ:グラフィックにみる旅のかたち」を開催する。

 人類は猿人として進化して以来、地球上で移動を繰り返してきた。古くは生活場所を求めるため、あるいは信仰心に基づくものとして旅は必要に迫られたものだったが、定住が基本となった現代においても、旅に出る人、出たいと思う人は後を絶たず、人類にはもともと移動への欲求が備わっているという説もある。

 パンデミックによる影響が続く現在は移動が制限され、旅行を楽しめない状況が続いている。しかし、遠い地や未知なるものへのあこがれや好奇心は変わらず、人々が根源的に持ち続ける意識と言えるだろう。

 本展では、CCGA収蔵のDNPグラフィックデザイン・アーカイブコレクションのポスターや書籍のなかから、広い意味での「旅」に関する作品を選び展示する。

 出品作家は、浅葉克己、粟津潔、石岡瑛子、井上嗣也、榎本了壱、大貫卓也、奥村靫正、葛西薫、勝井三雄、亀倉雄策、河村要助、鬼澤邦、小島良平、佐藤可士和、佐藤晃一、佐野研二郎、杉浦康平、鈴木八朗、副田高行、タイクーングラフィックス、田名網敬一、田中一光、戸田正寿、永井一正、仲條正義、中村誠、野田凪、服部一成、日比野克彦、細谷巌、増田正、松井圭三、松永真、宮田識(DRAFT)、森本千絵、山口はるみ、横尾忠則、ジークフリート・オーデルマット、ガヴィレ&ラスト、ヘンリク・トマシェフスキ、ドン・キングマン、カリ・ピッポ、ジャン・ミシェル・フォロン、オルガー・マチス、ルーバ・ルコーバほか(50音順)。