EXHIBITIONS
杉山健司「I I M – 親密な美術館 -」 by STANDING PINE
杉山健司の個展「I I M – 親密な美術館 -」がCADAN有楽町で開催される。本展は名古屋を拠点にするSTANDING PINEの企画によるもの。
杉山は1962年愛知県名古屋市生まれ。現在も出身地を拠点に活動し、想像上の美術館や図書館をつくり出す「I.I.M - Institute of Intimate Museums」シリーズに取り組んでいる。同名シリーズは、作家の98年のカナダ滞在中に制作された空のスパゲッティボックスに架空の美術館をつくる「コマーシャルパッケージ」に始まり、その後、鏡や知覚のトリックを使って立体の美術館や図書館を構築した「Outside「Inside」「The Third Eye」、そして新作の「CELL Inside of Myself」など様々な方法で発展してきた。
タイトルの「Institute of Intimate Museums(親密な美術館)」には、作家の個人的な美術館が、鑑賞者の私的な美術館にもなるといった意が込められている。鑑賞者が作品のフレームを覗くと、個人的で身近なオブジェの中に杉山自身の過去の作品の写真を展示する美術館や、これまでの展覧会のチラシやカードからつくられた無数の本が並ぶ、作家の頭の中をイメージした図書館がある。これらの美術館や図書館は、一度にひとりの人物しか作品を閲覧することができないため、非常にプライベートな空間になる。
本展では、新作を中心に約10点の立体作品を発表。ギャラリー空間で作品を覗く鑑賞者たちは、杉山の美術館に登場する人形たちと重なり、マトリョーシカのように入れ子状態となった空間には、それがあたかも無限に続くかのような非現実的な感覚が生み出される。
本展の企画を手がけるSTANDING PINE(オーナー・立松武)は、2009年に名古屋にオープンして以来、ペインティングや立体のほか、写真や映像、キネティック・アートなど様々なメディアを扱う国内外のアーティストの展覧会を開催。国際的なアートフェアやプロジェクトなどに積極的に参加し、日本の優れたアーティストを幅広い観客に向けて発信すると同時に、国際的評価の高い海外のアーティストをアジアのアートシーンに紹介することに力を入れている。また近年ではアフリカ現代美術にも注目するなど、日本ではまだ知られていないアーティストの発表の機会を設けている。
杉山は1962年愛知県名古屋市生まれ。現在も出身地を拠点に活動し、想像上の美術館や図書館をつくり出す「I.I.M - Institute of Intimate Museums」シリーズに取り組んでいる。同名シリーズは、作家の98年のカナダ滞在中に制作された空のスパゲッティボックスに架空の美術館をつくる「コマーシャルパッケージ」に始まり、その後、鏡や知覚のトリックを使って立体の美術館や図書館を構築した「Outside「Inside」「The Third Eye」、そして新作の「CELL Inside of Myself」など様々な方法で発展してきた。
タイトルの「Institute of Intimate Museums(親密な美術館)」には、作家の個人的な美術館が、鑑賞者の私的な美術館にもなるといった意が込められている。鑑賞者が作品のフレームを覗くと、個人的で身近なオブジェの中に杉山自身の過去の作品の写真を展示する美術館や、これまでの展覧会のチラシやカードからつくられた無数の本が並ぶ、作家の頭の中をイメージした図書館がある。これらの美術館や図書館は、一度にひとりの人物しか作品を閲覧することができないため、非常にプライベートな空間になる。
本展では、新作を中心に約10点の立体作品を発表。ギャラリー空間で作品を覗く鑑賞者たちは、杉山の美術館に登場する人形たちと重なり、マトリョーシカのように入れ子状態となった空間には、それがあたかも無限に続くかのような非現実的な感覚が生み出される。
本展の企画を手がけるSTANDING PINE(オーナー・立松武)は、2009年に名古屋にオープンして以来、ペインティングや立体のほか、写真や映像、キネティック・アートなど様々なメディアを扱う国内外のアーティストの展覧会を開催。国際的なアートフェアやプロジェクトなどに積極的に参加し、日本の優れたアーティストを幅広い観客に向けて発信すると同時に、国際的評価の高い海外のアーティストをアジアのアートシーンに紹介することに力を入れている。また近年ではアフリカ現代美術にも注目するなど、日本ではまだ知られていないアーティストの発表の機会を設けている。




