EXHIBITIONS
居場所はどこにある?
東京藝術大学大学美術館 陳列館で展覧会「居場所はどこにある?」が開催される。本展は、コロナ禍によって浮き彫りになった、誰もが切望する安全な居場所の存在に改めて注目し、その問題と可能性について探るもの。キュレーションは荒木夏実(東京藝術大学美術学部准教授)。
2020年、新型コロナウイルスの蔓延という予想できない出来事が世界に不安と混乱をもたらした。その状況下で、ソーシャルディスタンスによって同居の家族という共同体との関わりが深まるいっぽう、DVが増加するなど、家庭が誰にとっても安全ではないことも表面化した。
本展では、アートを通して私たちにとっての居場所について考える。参加アーティストは、移民やジェンダー、セクシュアリティ、宗教など社会における様々なテーマを絵画や彫刻などを用いて表現する磯村暖、社会と多様性の問題に向き合う、美術家やクリエーターのコミュニティ「UGO」、恋愛や結婚、出産などの自らの実体験を通したリアリティのある視点で、現代社会へのメッセージ性の高い作品を制作する岡田裕子のほか、小林勇輝、竹村京&鬼頭健吾、中谷優希、松田修、MOM+I、室井悠輔、リー・ムユンの10組。
多様なバックグラウンドを持つアーティストたちの表現は、自分にとっての居場所について、あるいは居場所がないこと、居場所を探していることについて物語る。家族のかたちを制限する法律、機会の不平等を生む貧困と格差、クィアや外国人を排除する社会制度、独居老人への対応に苦慮する行政。作品を通して見えてくる様々な問題は、いままさに社会が直面している進行形の事象であり、「家族」「コミュニティ」「アイデンティティ」とは何かを私たちに問う。
※感染症拡大防止のため、スケジュールを変更する可能性あり。来場の際は、事前に展覧会公式ウェブサイトにて最新情報を要確認。
2020年、新型コロナウイルスの蔓延という予想できない出来事が世界に不安と混乱をもたらした。その状況下で、ソーシャルディスタンスによって同居の家族という共同体との関わりが深まるいっぽう、DVが増加するなど、家庭が誰にとっても安全ではないことも表面化した。
本展では、アートを通して私たちにとっての居場所について考える。参加アーティストは、移民やジェンダー、セクシュアリティ、宗教など社会における様々なテーマを絵画や彫刻などを用いて表現する磯村暖、社会と多様性の問題に向き合う、美術家やクリエーターのコミュニティ「UGO」、恋愛や結婚、出産などの自らの実体験を通したリアリティのある視点で、現代社会へのメッセージ性の高い作品を制作する岡田裕子のほか、小林勇輝、竹村京&鬼頭健吾、中谷優希、松田修、MOM+I、室井悠輔、リー・ムユンの10組。
多様なバックグラウンドを持つアーティストたちの表現は、自分にとっての居場所について、あるいは居場所がないこと、居場所を探していることについて物語る。家族のかたちを制限する法律、機会の不平等を生む貧困と格差、クィアや外国人を排除する社会制度、独居老人への対応に苦慮する行政。作品を通して見えてくる様々な問題は、いままさに社会が直面している進行形の事象であり、「家族」「コミュニティ」「アイデンティティ」とは何かを私たちに問う。
※感染症拡大防止のため、スケジュールを変更する可能性あり。来場の際は、事前に展覧会公式ウェブサイトにて最新情報を要確認。










