EXHIBITIONS

宇野亞喜良 展「鏡の風景」

© Aquirax Uno

 宇野亞喜良の個展「鏡の風景」がGalerie LIBRAIRIE6 / シス書店で開催。同ギャラリーでの個展は3年ぶりとなる。

 宇野は1934年愛知県名古屋市生まれ。父親が室内装飾業を営んでおり、その影響で幼い頃から絵を描き始め、画家の宮脇晴に師事。高校卒業後、カルピス食品工業で広告・宣伝に携わった。その後、原弘、亀倉雄策、山城隆一らが設立した日本デザインセンターに入社。65年に退社し、同世代を代表する横尾忠則、和田誠、山口はるみ、灘本唯人らとともに東京イラストレーターズ・クラブを設立。70年代当時、眉を剃り落とすスタイルが「宇野亜喜良スタイル」と言われ、流行した。82年、第13回講談社出版文化賞さしえ賞を受賞。99年に紫綬褒章を、2010年に旭日小綬章を受賞する。

 イラストレーターとしての仕事のほか、麻布十番納涼祭りのポスターとフラッグのデザインを担当しているほか、17年に資生堂マジョリカ マジョルカによる似顔絵ジェネレーター「 マジョリ画」のための描き下ろし似顔絵パーツを制作し、同年に宇野亞喜良ブランド「QXQX」を立ち上げるなど、幅広く活動している。

 本展では、新作のキャンバス作品11点に加え、旧作のキャンバス画やオブジェ作品をあわせて約20点を展示。また初日5月15日の13:00より、オンライン展覧会を公開する。