EXHIBITIONS
新・晴れた日 篠山紀信
写真家・篠山紀信の全活動を再検証する初の大規模回顧展「新・晴れた日 篠山紀信」が東京都写真美術館で開催されている。
時代の熱量をとらえた写真によって、1960年代から活躍を続ける篠山紀信。数多くの雑誌の表紙やグラビアを手がけ、写真家として時代をつくり出してきた。
1974年に『アサヒグラフ』誌で連載され、後に写真集にまとめられた『晴れた日』は、篠山の特徴を凝縮した一冊。「写真は生まれながらにして大衆性を背負っているメディア」と自身で語るように、長嶋茂雄や輪島功一、オノ・ヨーコら、誰もが知るアイコンをちりばめながら、広範に社会の動きをとらえ、一連の作品は昭和という時代の尖鋭な批評となっている。
「新・晴れた日」と題した本展は、写真集『晴れた日』の構造を使って2部構成で、60年間にわたる活動のなかで篠山が撮影した116作品を展覧する。
第1部では写真界で注目を集めた1960年代の初期から、『晴れた日』や1976年のヴェネチア・ビエンナーレでも出品された『家』ほか、その後の幅広い活躍の原点となる1970年代までの主要作品で構成。第2部では、1980年代以降の作品を中心に、バブル経済による変貌から、2011年の東日本大震災を経て、2021年に向かい再構築される東京の姿まで、創造と破壊、欲望と不安が深く関係し合う変化の時代をとらえた作品を紹介する。
また展覧会場の2階ロビーでは、篠山作品を読み解くうえで重要な手がかりとなる、スペシャルインタビュー映像を限定公開。重要人物との「出会い」をテーマに、社会現象となった作品の誕生背景や、撮影時の知られざるエピソードなどを収録した貴重なインタビュー映像となる。
※東京都写真美術館は4月25日〜5月31日まで臨時休館し、6月1日から再開。最新情報・来館にあたっての注意事項は公式ウェブサイトへ。
時代の熱量をとらえた写真によって、1960年代から活躍を続ける篠山紀信。数多くの雑誌の表紙やグラビアを手がけ、写真家として時代をつくり出してきた。
1974年に『アサヒグラフ』誌で連載され、後に写真集にまとめられた『晴れた日』は、篠山の特徴を凝縮した一冊。「写真は生まれながらにして大衆性を背負っているメディア」と自身で語るように、長嶋茂雄や輪島功一、オノ・ヨーコら、誰もが知るアイコンをちりばめながら、広範に社会の動きをとらえ、一連の作品は昭和という時代の尖鋭な批評となっている。
「新・晴れた日」と題した本展は、写真集『晴れた日』の構造を使って2部構成で、60年間にわたる活動のなかで篠山が撮影した116作品を展覧する。
第1部では写真界で注目を集めた1960年代の初期から、『晴れた日』や1976年のヴェネチア・ビエンナーレでも出品された『家』ほか、その後の幅広い活躍の原点となる1970年代までの主要作品で構成。第2部では、1980年代以降の作品を中心に、バブル経済による変貌から、2011年の東日本大震災を経て、2021年に向かい再構築される東京の姿まで、創造と破壊、欲望と不安が深く関係し合う変化の時代をとらえた作品を紹介する。
また展覧会場の2階ロビーでは、篠山作品を読み解くうえで重要な手がかりとなる、スペシャルインタビュー映像を限定公開。重要人物との「出会い」をテーマに、社会現象となった作品の誕生背景や、撮影時の知られざるエピソードなどを収録した貴重なインタビュー映像となる。
※東京都写真美術館は4月25日〜5月31日まで臨時休館し、6月1日から再開。最新情報・来館にあたっての注意事項は公式ウェブサイトへ。