EXHIBITIONS

サイトウマコト

2100

2017.09.09 - 10.14

サイトウマコト Neural Network_1 2017 © Makoto Saito Courtesy of Tomio Koyama Gallery

サイトウマコト Neural Network_1 2017 © Makoto Saito Courtesy of Tomio Koyama Gallery

サイトウマコト Neural Network_10 2017 © Makoto Saito Courtesy of Tomio Koyama Gallery

サイトウマコト 満ち足りた日々。 2017 © Makoto Saito Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 1980〜90年代、グラフィック・デザイナーとして、シンプルかつ力強い表現力で高い評価を受けてきたサイトウマコト。ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ展金賞など数々の賞を受賞し、作品はニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ヴィクトリア&アルバートミュージアムをはじめ30以上の美術館に所蔵されてきた。

 サイトウは大胆で斬新な表現への挑戦を続け、絵画の制作に関しては、77年から89年まで現代日本美術展、日本国際美術展等に出品し、79年と87年に兵庫県立近代美術館賞を受賞。2003年から本格的に再始動し、08年には金沢21世紀美術館にて国内初の大規模個展「サイトウ・マコト展:SCENE[0]」を開催した。

 小山登美夫ギャラリーでは6年ぶりで2度目となる個展では、ドットを用いた描法によって制作された新作約7点を発表予定。人工知能(AI)に対する未来の動きや人間自体の崩壊の危機を感じさせる現代において、「顔」に潜む人間の内奥の感情をあらわにし、新たな人間像の表現を試みる。